陽のあたる教室

 まさに「感動作」として紹介されざるを得ない映画であり、悪く言えば「お涙頂戴もの」なのだが、ジョン・レノンの「ビューティフル・ボーイ」が歌われる映画を、とても貶す気になれない。それに「コンペティション」(1980)の再来か、リチャード・ドレイファスがベートーヴェンを再び弾くという嬉しい映画でもある。

1995年 米 スティーヴン・ヘレク