サウンド・オブ・ミュージック

 「サウンド・オブ・ミュージック」のモデルとなったトラップ家の訃報が出た。次女マリア・フランツィスカ・フォン・トラップ。2014年2月18日他界、享年99歳。彼女はモデルとなった兄弟姉妹の最後の人だったらしい。生年は1914年、1938年のナチスによるオーストリア併合の時、23歳だったことになる。映画の中で次女と言えばルイーザ、その姉が長女のリーズルで「もうすぐ17歳」を歌った。年齢的にはすこし合わない。ルイーザを演じたヘザー・メンジースは比較的地味目でマジメな娘という印象だったが、長じて後、プレイボーイ誌でヌードを披露しているらしい。それにしてもこの訃報に触れて、確実に一時代の終わりを感じさせられた。
 次にニュースになるのは、演じた俳優たちが全て逝去してしまったときか。末娘を演じた一番若いキム・カラスが1958年生まれで55歳だから、それはまだ先の話。